歩行日 
天候
日程
2005年4月23日〜24日
くもりときどき雪(23日)
快晴(24日)
一泊二日
西穂山荘

 
歩行距離
標高差
出発点標高
最高点標高
最低点標高 
累積標高差+
累積標高差−
西穂
(23日)
4.1km
280m
2,155m
西穂口
2,435m
丸山
2,130m
西穂口先鞍部
+361m
-361m

 
歩行距離
標高差
出発点標高
最高点標高
最低点標高 
累積標高差+
累積標高差−
遠見
(24日)
2.5km
303m
1,609m
リフト上
1,831m
折り返し点
1,528m
テレキャビン上
+244m
-325m

 朝7時に新宿西口を出発。一路中央道を北上します。
大月あたりでは車窓には新緑が溢れます。
 真っ白な甲斐駒や八ヶ岳を見ながら 車内では、今回の講師、白幡史朗さんのお弟子さんであった高取先生の写真講座が始まりました。
お昼過ぎにバスはやっと新穂高温泉に到着しました。バスを下りて出発の準備を整えます。ここからはロープウェーが一気に高度2000mまで運んでくれます。
ロープウェーを降りると白銀の世界。春から冬に戻ったようです。雪は少ないとろでも2-3m残っていました。ここからは6-7人単位の班に別れ行動開始です。
今回の我が班、2班の講師は雨宮節先生。チョモランマ登頂もされていている大先生。古希を過ぎたいまでも山スキーをしに毎年ヨーロッパアルプスに行かれているそうです。
  雪道を歩き始めます。雪はやわらかく心地よい感触です。途中で雲が広がり雪が舞ってきました。都会の桜はとっくに終わり、さっきも新緑を見ていたと思うとまさに別世界に来た気がします。
彼方に目標の西穂山荘が見えます。夏ならコースタイム90分。雪の上は初体験。どのくらいかかるのか見当もつきません。
今回の2班には、豪華にもS原先生も付いて下さりました。キックステップやストックの突き方など随時指導してくださります。
雪は止み、青空が覗いて来ました。雪がキラキラ光り雰囲気は最高。西穂山荘への最後の急登が始まりましたがまったく苦になりません。
あっという間に西穂山荘に到着です。奥には焼岳が同じくらいの高さに見えます。上高地から見上げたことしかなかったので、密かに大感動していました。

 

 西穂山荘で荷物をデポし、稜線を少し登ります。稜線上は森林の中とまったく違い、風があり寒かったです。ちっょとした地形の変化でこんなに寒さが変わったのには驚きました。
 エビのしっぽ現象も見れました。

 

 

今回の最高点、丸山(西穂山荘のちょっと上)に到着です。
上高地・大正池を見下ろしたり(左)、飛騨の名峰笠が岳をバックに記念撮影(右)です。

 西穂山荘に戻り小屋前でキックステップの練習です。
 「明日の朝、凍ってたら大変だぞー。しっかり練習しろよ」っとM元先生の声が響きます。
食後は、雨宮先生のヨーロッパアルプス談義です。ヨーロッパのガイドさんの話など興味深いお話を聞かせいただきました。
 朝です。昨日の雲はどこかに行ってしまい快晴です。南には昨日は見えなかった乗鞍岳が朝日とともに登場です。(実は一人で大感動!)
 出発準備をします。太陽の光がふりそそいでいると心までウキウキします。今日はいいことがありそうだ。
 出発前に記念撮影。背後に見えるはなんと白山です!

 

 天気がいいと別天地。雪が舞っていて冬景色だった昨日とは違う道を歩いているようです。

 

西穂高岳も今日はバッチリ見えます。(右) いつかは登ってみたいものです。(まずは独標か..)

 快適に歩きつづけると、これまたあっという間にロープウェー駅に戻ってしまいました。
  ロープウェーを下りると目の前には笠が岳が聳えていました。
 白馬遠見までバスで移動します。
安曇野あたりまで戻ってきました。 車窓には北アルプスの勇姿が次々に現れます。写真は蝶が岳・常念岳の表銀座。見ているだけでも最高です!
 さて、後半戦。遠見に到着です。五竜スキー場のテレキャビンに乗車します。
 テレキャビンを降りると、そこはスキーヤー、スノーボーダーの世界。ちょっと場違いに見える一行がさらにリフトに乗るべく歩き始めます。
 リフトで更に高度を稼ぎます。今日は快晴。絶景が展開します。写真後ろは頸城山脈が見えます。
 リフトからは五竜岳のシンボルの雪形「武田菱」がくっきり見えました。

 

 リフトを降りて行軍開始です。スキーヤーがこんなとこ上がるの?っと行った顔でこちらを見ています。

 

 

ちっょと登ると、地蔵の頭というポイントにつきます。ここで休憩です。
M元先生の後ろには真っ白な白馬!(右)

 

休憩を終え、雪の中を歩き始めます。最高の天気です。後ろを振り返ると....

頸城山系です。左から雨飾・火打・妙高そして高妻など憧れの山々が手にとるように見えます。

少し南を向くと、彼方に志賀横手山・四阿山・噴煙を上げる浅間山が見渡せました。

 

 

 さらに一時間ほど雪の遠見尾根を登ります。
快晴のもと白銀の世界の散歩は言葉に言い表せないほど素晴らしいものでした。

     
 大きな雪庇の場所まで上がりましたがそこで時間切れ。
名残惜しいもののここで引き返します。
 雪上の尾根をたくさん歩け、 とても楽しい経験でした。
 このあとテレキャビンに乗り帰路に着きました。

生徒33名 講師5名 総勢38名

キックステップ歩行

いわずと知れたアイゼンを使わない雪上歩行の基本です。しかーし単語も知りませんでした。(笑) 登りかた、下り方状況に応じて色々あるんですね。ペグを地面に打ち込むときと同じだなあと思った次第。(わたしだけ?)  その後大変役立ってます。

歩く順番

「自信のない人は前に、自信のある人は後ろになってください」
私は いつも家族での山行のときは先頭を歩いています。今回初めて先頭以外を歩いたのですが、よくわかりました。順番によってかなり違います。前ほど絶対に楽です。危険な場所などでゆっくり行動しなければならない時にパーティは停滞します。それはいいんですが、危険地帯を通り抜けたとき、先頭は後ろがまだ危険地帯にいるのをついつい忘れ普通に歩いてしまいます。すると後ろの人は大きく離され、小走りに追いかけねばならなくなる訳です。そして次の停滞の時、また多くの時間を待たされ、その後小走りという連続になります。前を歩く場合の注意点がよくわかりました。
 また講師のすぐ後ろはやはり楽です。講師のステップとまったく同じ場所を歩くことができるからです。慣れている人のステップは歩きやすいです。

ストックの使い方

雪の上では特にバランスを取るために利用する。確実なステップが重要で、ストックに体重をかけすぎては危険。安全な場所では敢えて使用しないほうが確実なステップをするため良いとの指導。
次回谷川の本欄で書きますが、本件肝に銘じております。


稜線上と森林の中は気候がまったく違うこと

これは驚きました。西穂山荘までは樹林帯。また登りということもあり、結構暑かったんです。手袋も薄手のものを着けていたのですが、なくてもいいくらいでした。
山荘到着後荷物をデポし、稜線をちょっと散歩と聞いていたので、薄手だけでいいだろうと気軽に判断。毛糸のものは山荘に置いてきてしまっていました。しかし稜線に出たら一変。風はあるし、とても冷たい。薄手の手袋では手が凍りそうになりました。30分程度だったのでよかったですが、1時間もいたら大変でした。山荘まで帰ってくるとまた暖かく手袋なんて要らないような状況でした。

地点
時間
所要
ロープウェイ山頂駅
13:35
1:35
西穂山荘
15:10
15:25
0:12
丸山
15:37
15:40
0:24
西穂山荘
16:04
7:00
1:10
ロープウェイ山頂駅
8:10
合計
所要
歩行
3:39
3:21
 
地点
時間
所要
遠見リフト上
13:10
0:07
地蔵の頭
13:17
13:42
1:01
折り返し(雪庇)
14:43
14:43
0:52
テレキャビン山頂駅
15:35
合計
所要
歩行
2:25
2:00



 トレッキングスクール体験記とは直接関係ありませんが、せっかくなので我が家のハイキング記録と同様に、山行日の天気について素人なりに振り返ってみるコーナーを入れました。
 前日は、低気圧に覆われ+上空に寒気が入ったため一日中雨ではなかったのですが、いまひとつの天候でした。翌日は低気圧が東に中心を移し弱そうながらも、移動性高気圧の範囲に入り晴れを予想しました。
 結果、穂高までの道中は快晴でした。平地の天気はほぼ予想通りでしたが、山の天気は素人には予想できません。平湯を過ぎた辺りから雲行きが怪しくなり穂高は雪がちらつく天気となりました。あとから地上の天気図を見ても雪の原因は判りにくいです。この日も上空の寒気が残っいたこと、ちょうど高気圧の狭間の谷に入っていた(弱い気圧の谷)ことなどが、一時的に天気を崩した理由とこじつけることとしました。
 24日は快晴でした。この季節では奇跡といっていいほどの眺望が望めました。後日天気図を見てみると、移動性高気圧がすっぽり日本を覆っていました。22、23日の天気図との大きな違いはぐちゃぐちゃしていなくさっぱりしていることです。春の天気図でこんなにすっきりしているのはとても稀なことです。時計回りに上空から吹き降ろされる高気圧周辺の空気が邪魔なく循環し雲が発生せずに快晴をもたらしたものと思います。


 このコーナーは予報行為をする目的ではありません。