「明日ご来光を拝もうよ。」「ところで明日の日の出は大体いつ頃だっけ?」
「秋の日は短いから早く下山しよう。」「ところで日没は何時ごろ?」

てな会話の経験はありませんか?
この下のグラフを見ながら文章を5-10分かけて読み、計数をいくつか暗記しますと、
今後上記のような会話に「大体○時ごろかな」という返事ができるようになりますよ。

あくまで、ハイキング・山のぼりの時に大体の時間を推定するために書いたものです。
正確性は完全ではありませんが、よろしければお付き合いを。

 


まず下表の見方を説明します。

縦軸が時間です。下が朝、上に来るに従って夜になります。
横軸は季節です。左から秋、冬、春、夏、そして再び秋と並んでいます。

そしてグラフは凡例の通り、下の紺色日の出の時間。上の黄色日の入りの時間
水色は、黄色から紺色の間の昼間の時間の量を表します。
ピンクは参考計数で太陽が真南を通過する時間、南中時間です。

ここまでよろしいでしょうか!!

 

では、早速グラフを読み取りながら解説を始めます。 グラフと下の文章を照らし合わせながらご覧ください。

Point1 冬至 (大体の時期の把握・昼夜の割合の把握)

まずは水色昼間の時間の量に注目してください。
水色の線が一番下に下がる時期、すなわち12月20日頃に昼間の時間の量は最も短くなります。(上記グラフ@)
昼間の時間が最も短い日。それはご存知の通り冬至です。
昼間の時間は9時間43分ほどになります。
冬至の日は24時間のうち9時間 43分が昼、約4割が昼、6割が夜ということです。

Point2 日の出が最も遅い日 (冬至に対していつ・時間は何時ころ?)
続いて、冬に注目をし続けます。一番下の紺色日の出のグラフを見てください。
グラフが一番上に膨らむ時期、すなわち冬至の約半月後の 1月8日頃が最も日の出時刻の遅い日となります。(上記グラフB)
そのころの日の出時間は6時52分※となります。
冬至から約半月遅れることに注目してください。すなわち冬至が過ぎても半月は日の出が遅くなり続けるのです。
Point3 日の入りが最も早い日 (冬至に対していつ・時間は何時ころ?)
次に一番上の黄色日の入り時刻のグラフに注目します。
グラフが一番下に落ち込むところ、すなわち冬至の約半月前の12月5日頃が最も日の入りが早い日となります。(上記グラフA)
ちなみに、この時期の日の入り時間は16時27分※となります。
冬至に先立つこと半月前に、最も早い日の入り時間となります。イコール、冬至前の半月は既に日の入り時間は早くなり始めているのです。
Point4 夏至 (大体の時期の把握・昼夜の割合の把握)

さて、次は夏を見ます。夏は基本的に冬の逆さまなので簡単です。
では冬に習ってまず水色昼間の時間の量に注目します。
水色が一番上に上がる時期、6月21日に昼間の時間の量が最も長くなります。(上記グラフC) 
すなわちこの日が夏至です。
夏至の 昼間の時間は14時間36分ほどとなります。すなわち冬の逆で大体昼6割、夜4割となります。

Point5 日の出が最も早い日 (夏至に対していつ・時間は何時ころ?)

続いて、下の紺色日の出のグラフを見ます。
グラフが最も下がる時期、夏至の約一週間前の6月14日頃が日の出が最も早い時期となります。 (上記グラフE)
この時期の日の出時間は4時24分頃※となります。
夏至の一週間前に最も早いということは、夏至の一週間前から、日の出時刻は既に遅くなり始めているのです。

Point6 日の入りが最も遅い日 (冬至に対していつ・時間は何時ころ?)

そろそろ嫌になってきたでしょう。
このパターンの最後です。もう少し頑張りましょう。続いて、上の黄色のグラフを見ます。
グラフが最も上がる時期、すなわち夏至の約一週間後の6月28日ごろに日の入りが最も遅くなります。(上記グラフD)
ちなみにこの時期の日の入りは19時2分※です。
夏至に遅れること一週間で最も遅い日の入りとなります。すなわち夏至を過ぎても一週間は日の入りはまだ遅くなります


ここまでで、一つのパターンが終わりました。

 夏至と冬至は昼の時間が最も長い日と短い日ですが、日の出・日の入りは必ずしも夏至・冬至の日とは一致せずズレていることが、わかりましたでしょうか?
 そして、その時間は大体いつ頃か頭に入りましたか?日の出は、4時24分6時52分(差は2時間28分)、日の入りは16時27分19時2分(差は2時間35分)でしたね。正確には場所により異なるので覚える必要はありません。だいたいでいいんです。差が大体2時間30分。150分と覚えましょう。
 また、冬至では9時間43分、夏至は14時間36分が昼の時間です。昼と夜の割合は6:4が4:6になるイメージが掴めましたか? 冬至と夏至で昼間の時間の差が5時間弱あるということも頭の片隅に入れておきましょう。

 

さて、復習はこのくらいにして、次に進みます。

先ほど、Point1から6まで分析しましたが、一つおかしなことに気づきませんでしたか?
そう、冬至の時は約半月前後に日の出日の入りが最もは遅くなったり、早くなったりしているのに、夏至の時は前後1週間でしたよね。何か変ですよね。もう一度違う視点からグラフを見てみましょう。

Point7 日の入りが遅くなるときはゆっくり・日の入りが早くなるときは早い

黄色の日の入りにを再度注目します。
日の入りの最も早い日は冬至の半月前12月6日。最も遅い日は夏至の一週間後の6月28日です。
ということは、最も早い日から遅くなる日までは205日、その逆の遅い日から早くなるまでは161日となります。
なんと44日も差があります。これは何を意味するのでしょうか?
日の入りは早い日の時間が16時27分、遅い日の時間が19時2分(差は2時間35分)でしたね。(しつこい!)
すなわち、日の入り時間が遅くなるときは、205日間かけてゆっくり2時間35分分の日の入り時間が徐々に遅くなります
日の入りが時間早まるときは161日のみで比較的早く2時間35分分の日の入り時間が徐々に早くなるのです。
これは約1.3倍の速さに相当します。かなり早いことを認識する必要があります。
「秋の日は瓶(つるべ)落とし」とは、このようなことを例えたものです。

Point8 日の出も遅くなるときはゆっくり・日の出が早くなるときは早い

さて、夏も同様です。間をすべて飛ばして結論だけ書くと、
日の出が早まるときは急速に早まる、しかし日の出が遅くなるときはゆっくり遅くなる。ということになります。

Point6,7のようなことが起こるのは、地球の公転軸と自転軸(地軸)がずれているのが原因です。

最後に時間ですが、ここに載せたものは東京の海抜3mのものになります。
場所や高度により補正の必要があります。
これまた大体ですが、地域によっても下記のように補正してください。
緯度と経度の関係、地軸の傾きなどの影響で一概に書けませんので、大体の計数を書いていることをご理解ください。
また近くに、山など障害物が有る場合はこの数値通りにはいきませんので、これまたご了承ください。
(このサイトでは、大体の時間を把握するのが目的のため下記のような計数を出しています。)

海抜の補正

+1,000m 約5分前
+2,000m 約8分前
+3,000m 約10分前

場所の補正

長野 約5分後
富山 約10分後
和歌山 約15分後 夏少なく冬は誤差が大きい 別途計算をオススメ
熊本 約35分後 夏少なく冬は誤差が大きい 別途計算をオススメ
福島 約5分前 12-2月頃は2分後くらい  別途計算をオススメ
盛岡 約10分前 12-2月頃は4分後くらい  別途計算をオススメ

さて、以上で終了です。
さぁ、これを実践でどう使うかです。以下の2問を解いてみてください。重要なのは思考プロセスです。
計数・時間はそのうち暗記できますから。

練習問題1
10月30日です。関東近辺の500mほどの山の上で、今日の日の入りは何時だっけ?と質問されました。
 

まず日の入りは16時27分から19時2分の間で変動していましたよね。その時間差は2時間35分、すなわち156分、面倒なので150分と覚えましょう。さらに超テキトーですが日の入りが短くなる6月下旬から12月上旬を大雑把に5ヶ月とすると、残されたのは1ヶ月。150分×1ヶ月÷5ヶ月=約30分 よって最も早い日より約30分早いと想像。最も早い日は16時27分。高度も500mほどなのでマイナス2分くらいを鑑み「16時55分くらいかな」と発言します。
正確な計算での日没は平地で16時47分でした。500mの山の上なので2分ほど早く換算して16時45分が正解です。発言した時間とは差が10分あります。これを許せるか許せないかは人により違うと思いますが、まぁ合ってんじゃん、と思う適当な性格の私です。

 
 
練習問題2
4月1日です。2000mの北アルプスの小屋で、明日の日の出はいつだっけと聞かれました。
 
さて、今回は日の出。日の出は4時24分から6時52分の148分、大雑把に150分の変動があると思い出します。今回は日が早くなるタイミングなので期間を大雑把に5ヶ月とおきます。(正確には1/7-6/29で156日) 4/1なのでこの5ヶ月のうち2ヶ月残っているとして、150分×2ヶ月÷5ヶ月=60分 最も日の出が早い時間が4時24分なので、60分後の5時24分ごろと予想。2000mの山の上なのでマイナス8分、長野に近いので+5分、「大体5時半過ぎじゃないかなぁ」と発言。
正確な計算によると5時26分でした。これまた合格じゃありません?(笑)
 
 

さて、ここまで読んでくださったあなた様。誠にありがとうございます。あなたは希少な変わった方かも知れません。(笑)
是非ともblogに感想など足跡をお残し下さい。


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2007/10/1-2010/12/31の日の出・日の入り時間データ UP!
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