ハイキング・山のぼりに座学なんて... と言わずに一度いかがですか?
講演会や講習会って結構ありますよ。

私の参加した講習会・講演会の内容と感想を書かせていただきます。

 

  山の知識系   天気・気象系   救急処置系   講演会   写真・カメラ系   地図・読図系

 

登山者の見た山の環境  講演 大蔵喜福さん
       
参加日
主催
場所
料金
2006/2/16
都岳連自然保護委員会
千駄ヶ谷東京体育館
1,000円
内容・感想

 都岳連の自然保護指導員講習会ということでしたが、今回は公開講座ということで一般人も参加できるとのことで申し込んでみました。
 都岳連の自然保護委員の方って何千人もいらっしゃるということが解りました。4月の御前山のカタクリパトロール保護柵の設置撤収などご尽力されていることを垣間見ることができました。山ってみなさんのボランティアで支えられていることが改めて認識させられました。子供達にも、誰かが苦労して自然が守られているということをぜひ教えてやらねばと思った次第です。
 さて、メイン講演は一昨年ファミリー登山教室で燕岳にご一緒した大蔵喜福です。演題は「登山者から見た山の環境」です。日本山岳会自然保護委員会の担当理事の大蔵さんが取り組んだ仕事、苦労話などを面白おかしく語っていただきました。「人間がどうやって生き延びるか」「人間の歴史だけでなく自然の歴史をもっと子供に学ばせるべき」とおっしゃられたことが特に印象に残りました。 

 

山で起きやすいケガの応急手当と搬送法 講師 悳秀彦さん
       
参加日
主催
場所
料金
2006/2/6
千駄ヶ谷東京体育館
1,000円
内容・感想


 私も持ち歩き愛読している「山の救急医療ハンドブック」(山と渓谷社)を編集している日本山岳会医療委員会が主催です。講師は「野外のファーストエイド術」などの著者、悳秀彦さんです。わかり易い講義に実習を交えて応急手当など学んできました。内容は以下の通りの盛りだくさんでした。

▽▽カリキュラム▽▽

1830オリエンテーション
1840事故現場での対応
       出血のコントロール
       創傷の種類
1920骨、関節、筋肉のケガ
       応急手当
       固定法
1950搬送        
       リフティング        
       緊急移動        
       背負搬送        
       ザック搬送
2020質疑応答

 印象に残ったのはコーヒーをこぼし、推定出血量の判定法などを教ったことです。少なく見えても結構出血していることがわかりました。出血量と症状・対応方法などを教わりました。
 この他にも、捻挫・骨折時の対応など盛りだくさんでした。三角巾ももちろん登場。いつまでたってもうまく使いこなせない私でした。(苦笑)

この手の講座はどうしても本を読むだけでは、分かりにくいと思います。興味のある方はぜひこの手の講習会の参加を強くオススメします。

 

雪山の気象講習会  講師 鈴木和雄さん・福田博信さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/11/29-30
都岳連気象委員会
代々木オリンピックセンター
4,400円
内容・感想

 初日は、福田さんより実践編です。気象の基礎講義(露点とか熱交換)のお話の後、積雪・雪崩・雪庇などの雪山の注意点を習いました。
 二日目は副委員長の鈴木さんより、高層天気図の説明がありました。気象に興味深々の私にとっては大変有意義な講義で、この後、毎日高層天気図を見るのが日課となりました。高層天気図はこちらから無料でgetすることができます。

 

秋から冬への装備と登り方 覚えて役立つ山のロープワークの基礎 講師 平田謙一さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/10/6
新橋アルパインツアー会議室
2,000円
内容・感想

秋の山行の際のポイント

 どれもわかりきった話ではありますが、改めて、

 1.秋は日の出が遅く日の入が早いので、ゆとりの持った計画を  

  • 早朝出発を心がける
  • 14-15時には最終となるような行程を計画すること
  • 道の分岐では必ず確認。誤ると戻る時間がない場合あり。残りの行程はどれだけ?日暮れまでは、あとどれだけ?を常に考える

 2.万全の装備で臨むべき
  必需品として

ヘッドランプ(リーダーはライトの予備も持っていると良いとのこと。もしヘッドライトで行動することになった場合、一人でも持ち合わせていないと行動に大きく支障を来たす恐れがあるからだそうです。)、替え電池(ヘッドランプが一晩使えるだけの量)、防寒具、手袋、帽子、スカーフ、ツェルト、コンロセット、地図、コンパス、通信手段、無論雨具など 3.雨が冷たいので濡れないように。また汗をかかないように行動するとよい。

11月から12月上旬にかけては、空気が澄み綺麗な写真が撮れる時期だそうです。 紅葉は気温が8度くらいまで下がるようになると始まるとのこと。 例年2500m辺りは10月上旬が紅葉の季節となるとのことです。

ロープワーク

 平田さんでもよく使うものは所詮5-6種類とのことです。この日習ったものは、

  1. エイトノット
  2. ダブルフッシャーマンズノット(シングルも)
  3. プルージック
  4. 巻きつけ結び
  5. クローブヒッチ でした。

    早く完全に身に付け、実践で役立てるようにしたいものです。

 講習中の色々な場面で、ガイドさんって、このようなことを考えているんだとか、こんなことまで気を使っているんだということがわかり、興味深かったです。山の案内をしてお金を稼ぐって大変ですね。

 ちなみに平田さんは、私の大好きなガイドブックYAMAPシリーズ「奥秩父・大菩薩・両神山」 の著者でいらっしゃいます。


観天望気講習会  講師 城所邦夫さん・福田博信さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/9/14&16
都岳連気象委員会
千駄ヶ谷東京体育館
4,400円
内容・感想

 雲には10種類あるということ。それぞれがどのような時にできるかといったことを学びました。波状雲なぜできるのか? つるし雲のメカニズムなど、観天望気の極意を白馬で長年お天気相談所を開いていらっしゃる城所さんにレクチャーいただきました。
 観天望気を知ると山でだけでなく、通勤途中も楽しめるようになりますよ!
 城所さんのご著書「登山者のための観天望気」はオススメです。興味がある方はぜひご一読を!

 

リーダーのための危急時対策と応急措置  講師 渡辺輝男さん

         
参加日
主催
場所
料金
2005/8/17
新橋退職金機構ビル
2000円
内容・感想


 今回は同行者が突然怪我をしてしまった・倒れこんでしまった、そのときの対処法の講座です。しつこいですが唐松のようなアクシデント対策として必要な知識と感じ参加しました。講師は都岳連救助隊長の渡辺輝男さんです。

 講義内容は盛り沢山。メモがあっという間にいっぱいになってしまいます。
 主な内容としては、捻挫・骨折の際のやるべきこと。開放骨折(骨が見えている場合)の注意点。三角巾の有効な使い方。手足に切り傷を負ってしまった場合の応急処置のポイント。止血点の解説。消毒(水をかける)のコツ。足が攣ってしまった場合の処置。心臓が痛い(血管トラブル)の場合の初動措置。キネシオテープを使った予防法。などなどです。

 今回は危急措置ということで、実際に事故が起こってしまった場合の措置を主にやったのですが、渡辺さんとしては、事故を起こさないようにするために、余裕のある行動を心がけたり、適切なトレーニングをしたり、水分の補給をこまめにおこなったりということを何よりも実践してもらいたいとのことでした。

 救急法はぜひ消防や赤十字のやっている講習を受けるといいと言われました。またテーピングもそれだけで一日コースになるほどの内容があるとのことでした。ぜひ別途受けるべきとのご助言でした。

 ちなみに今回は内容いっぱいで覚えきれない、且つ実践できなければ意味がないと思い、この机上に対応する実技講座にも参加しました。(2005/9/11高尾・草戸山) レポートはこちらです。

 また、2005/8/20にあるオートキャンプ場で行われた、「アウトドア・ファーストエイド教室」(講師:櫻井優司さん)にも参加してみました。これはこれで確かに有意義(出血→止血、気道確保、人口呼吸、心臓マッサージ、AIDの使い方など)な講座であったのですが、前提がすべて救急車が来るまでの10-20分間の措置に限定されてしまっていました。山の上での事故とはどうしても状況設定が違ってしまいます。色々な講座があるかと思いますが、そのあたりをよく考慮しないと実際の山での状況と乖離してしまうことがあると思います。



リーダーのための高山病対策  講師 笹原芳樹さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/7/20
新橋退職金機構ビル
2000円
内容・感想


 唐松で娘が倒れるアクシデントを経験しました。当時何もできなかったことに、まずいと感じ、この講座に飛びついた次第です。講師は日本山岳協会常任委員の笹原さんです。

 内容は、都岳連で以前おこなった高所順応研究会という資料を基に進みました。高所障害は何に起因するか?(気圧が低い・酸素が少ない・寒い・乾燥しているが答えです) 急性高山病・高所肺水腫・高所脳浮腫と高山病にも、大きく分けると3種類あってそれぞれで対応が違う。というようなことを解説いただきました。

月並みであるものの、重要なこととして高山病にならないためには、

  1. 普段からたくさん山に登ること
  2. 高所ではすぐに寝ないでしっかり呼吸すること(吸うのでなく吐くことを心がける)
  3. 高度に慣れるまで動き回らない
  4. 水分を多く取る

といったことに気をつけることいいとのことです。
さらっと読むと当たり前であるものの、肝に銘じねばと感じています。



新百名山を語る  講演 岩崎元郎さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/6/24
アウトドアフェスティバル2005 (ヤマケイカルチャー)
池袋サンシャインシティ
無料
内容・感想


アウトドアフェスティバルの講演会場でのプログラムの一つでした。

 前半は岩崎さんの山暦と中高年専門?にとらばーゆした経緯を面白げに語られました。後半は、新百名山を発表した背景及び選定理由を説明されました。

講演を聞き私の解釈した新百名山発表・選定理由

  1. 百名山はひとりひとりオリジナルを持っていてもおかしくないもの。(だから深田だけでなくてもいいじゃないか)
  2. 一人でも多くの人に山の楽しみを知ってもらうチャンスを与えたかったので敷居の低い低山や、気軽に行ける近くの山という意味で県一座にこだわった。
  3. 初級の山から上級の山までバランスよく配置した。 (要は学校のカリキュラムのようなバランスを取ったとのことです。間口を広めるため初心者レベルの山を全国配置し、最終目標用として岩場の剣や距離の長い赤石などを選んだとのことです)
  4. 岩崎百名山を後押ししてくれるスポンサーがたくさんいたので発表にはいいタイミングだった。

 商業主義的(個人的には当たりと思う...)とか、百名山は深田のみでよいとか、色々な意見はあるようですが、みなさんはどう思われますか?
 私は肯定派かな。(否定理由が見当たらない) 岩崎さんのおっしゃるように色々あっていいんじゃないでしょうか? ただ氏のおっしゃる理由だけであるなら、名前は「岩崎百名山」として「新百名山」と冠す必要はなかったのではないでしょうかねぇ?



今からはじめる山のデジタル写真  講師 畠山高さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/6/23
新橋アルパインツアー
2000円
内容・感想



 実は私。若きころ写真の世界を少しかじっており、まぁそれなりには分かっているとつもりでした。しかし最近ではスナップ写真の面白さに目覚めてしまい、ズームすら付いていないコンパクトカメラしか持ち歩かず「瞬間の記録」に勤しんでいるばかり。そろそろ、落ち着いた写真も撮りたいなぁ・取らねばならぬと思い、このような講習を受ける気になった次第です。

 受講した講座は講師の畠山さんの著書「いまから始める山のデジタル写真」の出版記念企画。平日午後に設定された講座でしたが、面白そうなので会社の半休まで取って参加してみました。驚いたことに参加者はたった2名。もう一方は、大判のカメラを持ち歩き、既にどっぷり山岳写真に浸かっているご年配の方でした。 従って?講師の当初の予定とは少々想定外の、ディープな講座になってしまいました。

 内容は、.raw .tiff .jpgのそれぞれの特性と有効な使い方。デジタルの世界でのISO感度の設定。CCDのメカニズムから来るデジタル写真の特性。レタッチソフトの使い方といったデジタルの世界ならではの講義でした。当然、アナログ共通の話題もあり、絞りとシャッター速度の関係、PL・NDフィルターの利用法など基本も復習できました。

 聞けば聞くほど、ちゃんとしたカメラをすぐ買って写真を撮りたくなりましたが、現在の私の山行形態の基本は家族一緒。真面目な写真撮影は、相容れないよなぁと一人で納得。当分コンパクトカメラで今しか撮れないものを撮ろうと誓った次第です。 (とはいえ花を撮影するときはコンパクトカメラではいつも辛い思いをしています。露出しかコントロールできないのは歯がゆい限りなのであります。)





地形図の読み方  講師 平塚晶人さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/5/12
代々木オリンピックセンター
スクール料込
内容・感想


 この時期、少しは山登りを体系的に教わろうと思い、オヤジだけですが都岳連春山トレッキングスクールというものに通っていました。その一講義として、平塚さんの地図読み机上講座がありました。

 詳細はコチラでレポートしています。

  なお、地図系の講座はやはり実地で行わないと実用度半減と感じ、2005/7/31に平塚さんの地図読み講座Dコース(西丹沢の名も無き、道も無き山)に行ってきました。この講座はリーズナブルで且つ、とても有益でしたよ。追ってレポートいたします。



リーダーのための無人小屋とテント泊  講師 水上宏一郎さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/4/25
新橋退職金機構ビル
2000円
内容・感想


 ヤマケイカルチャークラブで定期的に開催している岩崎元郎校長の登山リーダー養成講座という机上講習に参加してみました。登山リーダーというと山岳会の重鎮が参加するようなイメージがあり、私みたいな素人が行っては浮いてしまうかと思い一歩引いていましたが、この講座のリーダーとは、そのような凄い方が対象なのではなく、私のようなものにリーダーとしての自覚と知識をもってもらうための講座でした。

 今回の内容は、無人小屋・テント泊の利点と弱点などの説明、実際の装備を見せてもらいながら、取り扱い方の注意などを教わりました。この分野は既に、ファミハイの師・鷲ピョンさんにかなり教えていただいていたので私にとっては復習中心となりましたが、自分のストーブのガスカートリッジの消費具合を事前の計っておくこと、テントの中ではナイフを首からかけて、いざというときに取り出せるようにしておくこと(そういえば田部井さんもおっしゃってました)などが印象に残りました。



山あるきの楽しみ  講演 田部井淳子さん
         
参加日
主催
場所
料金
2005/1/20
大久保ICI本店
500円
内容・感想


 言わずとしれた田部井淳子さんの講演です。世界を飛び回る田部井さんのお話を面白可笑しく語ってくださいました。(特に鎖国中のブータンのお話など興味深く拝聴いたしました)
 ただ、海外のお話ばかりで国内の話がなく残念でした。題目が「山歩きの楽しみ」だったので、イコール海外とは思わず参加してしまいました。私にとって海外はまだ敷居が高すぎ現実味がなく、ただはぁーーーと羨ましく思うばかりでありました。




秋山の天気の特徴  講師 村山貢司さん
         
参加日
主催
場所
料金
2004/9/24
新橋退職金機構ビル
2000円
内容・感想


 私にとって「天気」は以前より大変興味がある分野でした。ヤマケイにて本講座を発見。迷わず申込みました。講師は日曜の朝の天気予報でおなじみの村山さん。期待が膨らみます。
 内容は、秋の天気の特徴。比較的規則性であること。日が急に短くなること。などをわかりやすく説明してくださいました。最後には簡単な天気図の書き方を教えていただき今日の気象放送を聞き、天気図を書きました。 村山さんの著書「山の天気」(山と渓谷社)はおすすめです。無理せず入り込める良書と思います。天気に興味のあるかたはぜひご一読を。また最近(2005.8)発売された、村山さんの共著「山岳気象入門」(山と渓谷社)もカラー印刷で読みやすい一冊です。