地図

断面図(高低差・距離)

 

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2日め    1日めはこちらになります

 朝です。寒さで目が覚めました。2,500mを超える標高とあってかなり冷えます。(6-8度か??) シュラフから出るのがとても辛らいです。
 防寒着を着て、 テントの外に出ると昨日のガスはすっかり消えています。目の前には剣岳も登場しています。
 しかし寒い。フリースとレインコートを着込みましたがとても外で食事をする気になれません。
  トイレも行きたいし、とりあえず朝飯前に山頂往復をしようということになりました。(この判断が...)
 寝起きでぼーっとしている中、山荘まで10分ほど登ります。お隣の五竜岳にも朝日が差してきてきました。
 再登予定の唐松山頂にも朝の光が注いでいます。それにしても、天場からの登りは応えます。

 

 

テント場から山荘に着きました。トイレに並んでいたときのことです。 アクシデントが発生しました!

トイレ待ちの一番後ろに並んでいた上のお姉ちゃん(小5)が急に気持悪いと言って倒れ込んでしまいました。

 

 

 意識はあるのですが、朦朧としています。
 幸い山荘の中だったので、従業員の方が迅速な対応ですぐ毛布を持ってきて体を温めて下さりました。
 私は、なすすべもなく"大丈夫?"と話しかけることしかできません。2-3分経つとようやく落ち着いてきて、自立できるようになり、小屋の方に連れられ救護室に歩いていきました。
 救護室で横にさせていただいていると、水分を採らねばということで、あたたかい水(スポーツ飲料系?)をいただきました。
 しばらくして、さらに落ち着き、話もできるようになったので本人に状況を聞くと、山荘に入り、トイレ待ちで並んでいたところ、手が痺れてきたと思ったら気持が悪くなって、その後はわからないとのことでした。
 山荘の方は、その後も脈拍などを測ってくださりました。値は異常値でなかったようで一安心です。
 

 

 その後、支配人さんもいらして頂き、様子を見ていただきました。この時点で体温・脈拍などが正常なこと、倒れた前後で過呼吸の症状がなかったかなどから、高山病というよりは恐らく、突発性の貧血だろうとのこと。小学生高学年から中学生ぐらいの女の子によくあることのことです。(朝礼のときにバダットと倒れてしまうヤツです)
 寝起きですぐに運動したこと、寒い外から暖かい山荘に急に入ったことなどが、よくなかったのではとのことです。
 起きてからテントの中でしばらくゴソゴソしていたり、何か暖かい水分を採ってからゆっくり行動するといいとのご助言をいただきました。 (そういえば雲取で鷲ぴょん隊長は朝には必ず暖かい飲み物を作り子供に与えていました...)

 

 

 一時間も経つとおかげさまで、ほぼ元気になりました。とはいえベッドでもう暫く休んでいいとのお言葉に甘え、我々は一旦テントに戻り撤収することにしました。急いでパッキングをして再度山荘まで戻ります。山荘に戻ると娘はグーグー寝ていました。声をかけると、大丈夫との返事。下山できそうです。
  お世話になった山荘の方に心より御礼を申しあげ山荘を出ました。
  さてこれから無事に下山することが私に最低限課せられたミッションです。

 

 そういえばバタバタして忘れていましたが、お腹が空いています。朝食を採らねばなりません。山荘裏の風下の暖かい場所を探し遅い朝食としました。メニューはうどんです。さすがに倒れたお姉ちゃんは半分しか食べられませんでした。しかし水分はしっかり採らせるよう気をつけます。
 ゆっくり、安全にをいつも以上に念頭に置き、下山開始です。
 山荘の下には数メートルですが雪渓をトラバースするところが残っています。張ってあるロープをしっかり持ち通過します。
 雪渓を越えると思わぬプレゼントです。なんと雷鳥に会えました。
  最初は登山道の 横にいたのですが、残念ながら写真を撮るときには茂みに入っていってしまいました。
 序々に高度を下げます。心配のお姉ちゃんもすっかり元気でひと安心です。バックには白馬岳の全容が見渡せます。
 今日は天気がよかったので、歩いているとヘリコプターが荷揚げに何度も飛び交っていました。子供達は見るたびに大喜びです。
 森林限界まで降りてきました。みな元気かな? 振り返る度に確認です。大丈夫のようです。
 南面にはガスが出てきました。これはこれで幻想的です。ニッコウキスゲとコバイケイソウの組み合わせが結構いけます。

 

?、コバイケイソウ?

 

 

 

 行きはガスっていたので見えませんでしたが、下界(白馬村)が見え始めました。

 ゆっくり歩いているせいか、それとも今日は下りだけのせいか、子供達はみな元気です。(とりあえず安心、安心。)
 下山を始めて3時間弱。八方池に到着です。まだまだ油断は禁物ながらも、ここまで下ると安心感があります。
 観光客で賑わう八方池湖畔でひと休みです。
 遊歩道を下り、第二ケルン下の公衆トイレで用をすまします。ここからは尾根道と巻き道のどちらかを選択できます。帰りは尾根道を選択しました。
 キスゲが咲き乱れる草原の真ん中を通る尾根道は気分爽快。このあたりをハイキングするだけでも充分オススメです。前には八方山ケルンが見えてきました。
 尾根を下り続けると、ゴールとなる赤い屋根の八方池山荘が見えてきました。あと少しです。
 八方池山荘に到着です。心からほっとしました。
  今回はどうなるやらのアクシデント付きでしたが、無事下山できたことに感謝です。
  お姉ちゃんは、歩き始めてからずっと元気。食欲もあるし安心しました。
 ひと休み後アルペンリフトに乗り下ります。改めて、こりゃ楽チン!
 リフトとコンドラの乗換え途中の兎平ではこのような景色が広がります。素晴らしいの一言です。

 

 無事下山した後、山麓の「岳の湯」で汗を流しました。併設のレストランで食べた冷やしとろろ手打ちそばがおいしかったです。
 
 

 

 今回はこのようなことになり大反省です。とはいえ大変勉強になりました。単なる貧血か、高山病か、さてその併発かは、お医者さんにかかったわけではないので判りません。ともあれあらゆる可能性を推測し今後に活かすしかありません。

 ファミリーハイキングをこれからも続ける以上、高山病の症状についてとか、応急手当の仕方とか真剣に学ばなければならないと身をもって感じました。

 最後で恐縮ですが、唐松頂上山荘の方々のご親切な対応に重ねて感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

1日めはこちらになります

地点
時間
所要
 
地点
時間
所要
八方池山荘
8:29
0:59
唐松岳頂上山荘
9:25
1:15
第二ケルン
9:28
丸山ケルン
10:40
9:32
0:06
10:40
0:15
八方ケルン
9:38
扇雪渓下
10:55
9:38
0:10
11:12
1:01
八方池
9:48
八方池
12:13
10:03
1:06
12:25
0:12
扇雪渓下
11:09
八方ケルン
12:37
11:27
0:28
12:37
0:05
丸山ケルン
11:55
第二ケルン
12:42
12:08
1:08
12:45
0:10
唐松岳頂上山荘
13:16
八方山ケルン
12:55
14:47
0:22
12:55
0:20
唐松岳山頂
15:09
八方池山荘
13:15
15:23
0:19
合計
所要
歩行
唐松岳頂上山荘
15:42
3:50
3:18
合計
所要
歩行
 
7:13
4:38

 前日は、本州に前線が停滞。何故か雨は降っていなかったのですが、大気も不安定で雷が怖いため山行を断念しました。翌日も大きな変化はないものの太平洋高気圧が少しは張り出して前日よりは良くなるだろうと予想しました。
 結果、当日は晴れ時々くもり。天気図上では相変わらず前線が残っていますが、活動が弱かったようで時折陽も差す天気となりました。(前線活動の強弱は地上天気図だけでは判断がつかないため解りづらいです。高層の天気図での気温差や気象衛星の雲の写真を参考にするしかないですねぇ) ただ雲が多い天候となりました。翌日は太平洋高気圧がすっかり日本を覆い、前線が消滅。(冷たい空気と暖かい空気の差がなくなったため) 晴れとなりました。関東甲信越地区では梅雨明けとなりました。

 このコーナーは予報行為をする目的ではありません。