地図


断面図(高低差・距離)

 

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 歩行日 
天候
日程
歩行距離
標高差

2006年7月15日-17日

15日 晴れのちもり
16日 雨時々くもり
17日 雨
二泊三日
@肩の小屋(テント泊)
A白根御池小屋(素泊)
11.2km
1,666m

出発点標高
最高点標高
累積標高差+
累積標高差−
1,527m
広河原バス停
3,193m
北岳山頂
+1,701m
-1,701m

 待ちに待った夏山シーズン到来です。海の日連休は、「白馬」に行こうと一年前から狙っていました。しかし、今年は梅雨前線が既に北上気味で日本海に停滞しており、北陸・山陰・東北南部が3日とも大雨予報です。さすがに北アルプスに行けず、少しでも影響の少ない南の山に方向転換の検討を始めました。
 熟慮の末、白羽の矢が当たったのが、天気予報で、土日とも「くもり」予報であった、この「北岳」です。北岳は、実のところ我が家の実力からして"来年"の海の日狙いの一品でしたが、急遽一年早くチャレンジすることとなりました。片道6時間超のコースは我が家にとっては少々キツイ行程ですが、取り敢えず肩の小屋を目指すものの、状況如何では白根御池で一泊でもいいとする柔軟な計画にて望みました。

 さて当日です。2泊分の食糧とテントを詰めたザックを車に積み出発です。初日の行程が長いので、芦安発の始発のバスを目指します。朝1時半起床、2時さいたまの自宅を出発。まだ繋がっていない圏央道と中央道を乗り継ぎ車を飛ばし、遥々南アルプス市芦安に5時前にやって来ました。

1日目 2日目&3日目はこちら

 さすが海の日連休初日です。5時前だって言うのに、バスのりばのある芦安山岳館の方向には近づけてももらえず、手前の第四駐車場に誘導されました。
 そこに車を止めバス停まで10分ほど登ります。
 列にならび始発の5時10分のバスに乗り込みます。200人くらいいるのでしょうか! バス8-9台ほどが連なり発車です。
 前回も感じたのですが、南アルプスの登山客の客層は他に比べ比較的若いです。大きな荷物を持ち、テント泊の縦走をする人が多いです。とても活気を感じます。
 一時間ほどの乗車で広河原に着きました。準備体操をしていよいよスタートです。
 天気は予想外の快晴。久しぶりに見る青空です。「明日まで持ってね」っと祈る私。
   歩き出すとすぐに北岳の雄姿が目の前に飛び込んできます。否が応うでも気分が高まります。

 

 いつか渡ってみたいと思っていた、憧れのつり橋を渡ります。ドキドキです。

 広河原山荘横から登山道となります。緑の樹林の中を登ります。30分ほどで、白根御池と大樺沢の分岐につきます。
 我が家は、多くの登山者と同様、最短コースである大樺沢コースを選択しました。
 視界が開け、目の前に頂上がその姿を現します。バットレスが見渡せます。貫禄があります、北岳。

 

 

明るい、快適な沢沿いの道が続きます。

 

     
 しかし、登山道は右岸に移り、踏み跡の浅い歩きにくい道にと変化します。
 近年左岸が数箇所、崩落し左岸にあった登山道が通行できなくなっているため右岸に新しい道が設けられたそうです。
     

 

登山道は再び快適な左岸に戻ります。ここまで来ると二俣も近いです。
前方に見える左俣コースには、まだ多くの雪が残っていました。

 

     
 

 

この辺りからお花も咲き始めます。
ミヤマミミナグサ・ヤツガタケタンポポ

 二俣下の雪渓の手前で休憩です。3時間も歩いたのにまだ半分です。おにぎりを食べてエネルギー補填です。
     
 我々はこの先右に折れ右俣を登ります。
 子供達が軽アイゼンを付けたいと言うので、雪渓を歩くのは50mほどでしたが遊ばせてあげました。
 二股から急登が始まります。この辺りから疲れが出始めてきました。今まで音をあげたことのない副隊長がバテ気味です。荷物を軽くし先頭を歩かせます。
 30分ごとに休憩を入れます。意外なことに二人のお姉ちゃんは元気なのでした。

 

 
 

 

いよいよ高山植物も本格的に登場です。
タカネバラ・ツマトリソウ
サンカヨウ・ミヤマハナシノブ

 

 
 急登は続きます。ゆっくりゆっくり登ります。
     
   振り向くと、左俣の雪渓が見えます。結構急な勾配ですが、多くの登山者が登っているのが見えました。
 こちら右俣にも小さな雪渓がありました。火照った体を冷やします。
低木帯も終わり、これからお花畑になります。
お花畑の中、ジグザグにつけられた道を登ります。
  この辺りは、一面のシナノキンバイのお花畑です。
遂に主稜線、小太郎尾根に着きました。朝6時半から歩き始めたので6時間半かかったことになります。
 北側の景色が開けました。甲斐駒です。いつ見てもカッコいい。白眉なり。
 小太郎尾根と駒を入れてはいチーズ。
 昨年登った、仙丈も目の前にありました。頭が雲に隠れていたのが残念です。
 稜線に立つと、北風が強く肌寒く感じました。子供達にはシャツを着させます。

 一休みし最後のひとがんばりです。南面は雲がかかっています。

 

 
 
 
 
 
 
 

稜線のお花畑です。あっちにも、こっちにも花、花です。
ハクサンイチゲ
ミヤマダイコンソウ・ ミヤマシオガマ
オヤマノエンドウ・ イワウメ

 

     
 岩稜を登ります。少々急なところはありましたが、さほど危険なところはありません。
 「肩の小屋まだ! 」「そろそろじゃないかなぁ?」

 

 てな会話を3-4回繰り返すと、やっと着きました。今日の目的地、標高3,010m北岳肩の小屋です。
  よくぞテントを担いでここまで来たものだ。とひとり感動しておりました。
 ともあれテント泊の申し込みをします。一人500円也。

 

 
 
     
   小屋の脇には、憧れのキタダケソウが咲いていました!
     
 子供達にご褒美を授けます。ココアとおしるこを買ってあげました。
 表向きの理由はご褒美なのは当然ですが、ここは3000mの稜線。高度障害を防ぐために水分を採らせるための作戦でもあります。
 オヤジはもちろんビールです。
   テント場に戻ります。この時点では風はほとんどありませんでした。

 

 

夕食タイムです。献立はスパ王のタラコスパゲティです。
徐々に寒くなってきました。食事はテントの中ですることとしました。
チビは眠いと言ってゴロゴロしていましたが、 頑張って寝させないように努力しました。
これも高度対策の一環です。
当のオヤジも高度のせいか、ビール2本ですっかりOK。
持参したバーボンには手付けずです。 なんとなく頭が痛いのでした。

 

   
 

 食事が終わった頃から徐々に風が強くなってきました。我が家はハイマツのすぐ後ろにテントを張ったので影響は少なかったのですが、風の通り道に張ったテントは風で押し潰れてしまいそうでした。寝る前に小屋のトイレに行き、その帰り動画です。この時点ではまだまだ序の口でした...

 それにしても突然これだけの強風が吹き荒れるとは。稜線上でのテントの設営場所はよく考えないといけません。

 

 

   テントの中は快適です。お姉ちゃんたちは、ポケット図鑑で今日見た花の復習です。

 

 18時を過ぎました。今朝は1時半に起床。体内時計はすでに深夜です。早いけどボチボチ寝ようということになりました。
 しかし、そう簡単には寝かせては貰えませんでした。
 既に暗くなり始めた19時過ぎ、こんな時間に到着したパーティーがすぐ横で大騒ぎしながらテント張り開始。結局強風で設営できず親切な方に手伝ってもらってました。「みんな初心者なもので」とのこと。...
 その後は風がさらに強くなり、風の通り道に張ったテントのフライシートが風を切る凄い音を鳴り響かせます。音で怖くなってしまうほどでした。
 さらに追い討ちは、20時頃。チビが突然咳き込んで嘔吐。やば。高山病じゃ。あわてず深呼吸させたり、スポーツドリンクを飲ませたりして事なきを。その後ぐっすり寝てくれました。
 21時頃からは雨の音が。ひぇー。明日はどーなるやら。

 後から聞いた話ですが、この夜お隣の北岳山荘では強風のため天幕は全員撤収。小屋に避難したとのことでした。

 

 


1日目 2日目&3日目はこちら

地点
時間
所要
地点
時間
所要
 
地点
時間
所要
広河原
6:40
0:32
肩の小屋
9:40
0:17
白根御池小屋
7:00
2:03
大樺沢・御池分岐
7:12
両俣分岐
9:57
大樺沢・御池分岐
9:03
7:23
2:33
9:59
0:22
9:05
0:30
二俣
9:56
北岳山頂
10:21
広河原
9:35
10:00
2:34
10:34
0:22
合計
所要
歩行
御池・二俣分岐
12:34
両俣分岐
10:56
2:35
2:33
12:45
0:22
10:56
0:15
 
主稜線
13:07
肩の小屋
11:11
13:15
0:47
12:33
0:25
肩の小屋
14:02
主稜線
12:58
合計
所要
歩行
12:58
0:19
7:22
6:48
御池・二俣分岐
13:17
 
13:37
1:11
白根御池小屋
14:48
合計
所要
歩行
5:08
3:11

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