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さぁ夏休みです。今年はどこに行こうかな? 計画をしているときは楽しいものです。行きたい山が次々と浮かびます。しかし、考えてみると、我が家の上の娘は今年中2です。ということは.来年は受験です。そして再来年は真ん中の娘が受験となります。家族全員で夏休みを山でゆったり過ごす計画を立てられるのも今年でしばらくお預けです。いや、ひっょとしたら最後かもしれません。 というわけで、ENJOY隊の2008年の夏休みは、家族にとって、より思い出に残る旅にしたいと考えました。思案の結果、子どもたちにとっては、初めての北海道に遠征し、みんなで大雪山を縦走するという壮大な計画を立てました。 アクセスも色々考えましたが、家族5人でこのお盆の時期に飛行機を使うと、飛行機運賃だけで片道15万円は吹っ飛びます。(あり得ない) 長距離フェリーも検討しましたが、片道7万円はかかります。ガソリンが高騰しているとはいえ、高速代を含めても片道4万円程度で済む陸路が当然・必然に選択されました。 金曜日、仕事を定時で終わらせて急いで帰宅。18時過ぎに青森港に向けて出発です。キャンプ用品、登山用品を満載した愛車をぶっとばすこと650km。青森に午前1時過ぎに着きました。(ヘロヘロ) ラッキーなことに午前2時発のフェリーに空きがあり予約していた7時発よりも5時間も早く出港することができました。 |

1日目
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青函フェリーが函館に着きました。まだ朝6時です。 予定では昼11時の函館着だったので、かなり早いです。昼に函館の予定だったので、今日は登別あたりで一泊、翌日に層雲峡、その次の日からの大雪山の縦走計画でした。 しかし、朝に函館に入れたので、今日中に層雲峡まで行けそうです。天気も週の半ばから崩れる予想だったので、予定より一日早めて、そのまま層雲峡に入り、翌日に縦走開始することに変更しました。 |
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大雪山(層雲峡-トムラウシ間)の車の回送会社に日程変更の連絡を取りながら、北海道をドライブします。 さすが北海道は雄大です。左写真の山は白老付近から見えた樽前山。登山意欲をそそられます。 今日も、函館から旭川まで400km近くかっ飛ばすこととなりました。 |
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14時過ぎにようやく目的地である、層雲峡オートキャンプ場に着きました。キャンプ用品を最低限出し、くつろぎます。 ロープウェー乗り場近くの黒岳の湯でさっぱりし翌日からの大縦走に備えることとします。 |
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4時に起きて、朝食。オートキャンプ用品を車に片づけて出発準備完了です。 | |
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層雲峡から大雪湖を見ながら、今回の入山場所、銀泉台に向かいます。 途中、クマ注意の道路標識がありました。北海道ならではです。 |
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登山の最終準備を整えます。 今日は快晴です。嬉しい限り。後ろには東岳あたりでしょうか? くっきりと稜線を見渡すことができます。 |
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2-3年前に営業終了した元銀泉台ヒッュテの建物内にある入林ノートに今回の山行予定を記載します。 | |
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トイレを済まし、いよいよ大雪山縦走のスタートです。 | |
| ところで、今回の入山地点は結構迷いました。大雪山最高峰の旭岳や、層雲峡からロープウェーで入れる黒岳からのコースも捨てがたかったのですが、トムラウシに貫けることが最大目的と考えたので、今回は道中できれいな、お花畑が見れ、小泉教授の研究で有名な構造土を見ながら登れる、銀泉台からの入山に決断しました。 | ||
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登山道は、さほどの急坂もなく徐々に高度を上げていきます。 | |
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さすが北海道。森林限界も低く、早くも草地が多くなってきました。 | |
| ハイオトギリやヨツバシオガマなど高山植物も早くもお目見えします。 | ||
| とにかく天気が最高です。日程を早めて良かったと感じます。 | ||
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第一花苑に着きました。 | |
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前述した花は引き続き咲き乱れています。 |
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第一花苑上で木陰を見つけて一休みとします。 | |
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すぐに森林限界を超えると予想されます。 最後の日陰かもしれません。 |
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登り始めると、あっという間に第二花苑に出ました。 視界が開けます。 |
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アオノツガザクラ、チシマキンバイソウ、エゾコザクラ、ヨツバシオガマなど、辺りに咲き乱れています。 |
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第二花苑から、もうひと登り頑張ります。 前方に見える丘に登るとコマクサ平です。 |
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コマクサ平に着きました。開放感のあるところです。 前方には東岳がくっきり。 主役のコマクサも沢山咲いています。 |
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この辺りの景色はなかなかです。 コマクサ平から先は前方に見える急坂を登ります。地図には第3雪渓と書かれていましたが、今年のこの時期はまったく雪渓がありませんでした。 |
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青空に向かって、息を切らせながら、急坂を登ります。 | |
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急坂を登り終えると、もうひとつ坂がありました。(もうひとふんばり) 左に僅かに残る雪が第四雪渓のようです。 |
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| タカネトウウチソウ、ミヤマサワアザミが登場してきました。 | ||
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時期によっては、ここも雪渓なのでしょう。 小さい第四雪渓を左に歩を進めます。 |
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チシマギキョウがチングルマの穂の横に咲いていました。 内地とはちょっと違った組み合わせ。本家北海道ならではなのでしょうか? |
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やがて岩がちな広い地形になりました。 前方に赤岳の頂上発見! |
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銀泉台から登り始めて3時間強。最初の目的地である赤岳(2,078m)に無事着きました。 | |
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東側の視界が開けます。 左奥には、大雪山最高峰の旭岳、後旭岳、右は北鎮岳と見渡せます。 いゃ感動です。 |
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| 赤岳からの展望を楽しみ休憩します。 | ||
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さぁふただひ出発です。小泉岳へはゆるやかな岩がちの道を進みます。 | |
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この辺りには構造土といわれる現象が見られます。 もしここを訪れるときは、ぜひ小泉武栄著「山の自然学」(岩波新書)をチラ見してから来てください。楽しさ100倍の山旅になります。 |
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小泉岳に登ると、東にこの後に登る予定の白雲岳が見えました。 前方の鞍部が白雲分岐です。 |
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コースタイムでは20分と書いてありましたが、小泉岳から白雲分岐まで5分強で下りてきました。 | |
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小休憩の後、空身で白雲岳を目指します。 西側からガスが吹きあがってきました。 |
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白雲平に入るとガスに包まれ始めました。 たった今、青空の快晴だったのに。山の天気は本当に変わりやすいです。 |
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ガスにお構いなく登り続けます。空身なので身軽です。快適快適。 |
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そして白雲岳の山頂(2,230m)に着きました。 ここから明日歩く方面が一望できたはずですが残念ながら真っ白で何も見えません。 |
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白雲岳から戻ります。途中、歩いてきた白雲平の視界がわずかに広がりました。 |
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白雲分岐でふたたび重い荷物を背負います。 目指すは白雲岳キャンプ指定地。コースタイムはここから20分です。 |
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かなり下りました。前方に避難小屋が見えてきました。もう少しです。 この辺りも素晴らしいお花畑です。 |
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ダイセツトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ |
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そして、本日の目的地、白雲岳キャンプ指定地に到着です。 テントを張り荷物の整理をします。 |
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ガスに包まれたり、陽が差してきたり繰り返します。 ガスがなくなると頭上に白雲岳が見えました。 ともあれ、持ってきたビールで乾杯! |
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幕営地は整地してあり快適でした。水場も歩いて2分くらいのところにあります。 |
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周辺にも花が咲いていました。クモイリンドウ、イワウメ。 |
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時間はたっぷりあります。子どもたちはテントでカードゲームで盛り上がります。 |
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今回はジェットボイルという新兵器を投入しました。 今日も含め、明日確保できる水も煮沸が必要です。 →ちょっと高いですが、値段なりの効果はありました! |
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| 夕食はカブ隊に教わったスパゲティです。少々重いのが難ですが美味でした。(だったらビールを持ち運ぶなと言われそうですね) | ||
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寝る前にテントから出るとトムラウシ方面はガスで覆われていましたが、上空は青空。月が出ていました。 明日の天気、期待できそうです。 微笑みながらシュラフに潜り込みました。 |

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地点
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時間
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所要
|
地点
|
時間
|
所要
|
地点
|
時間
|
所要
|
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| 銀泉台 |
発
|
6:51
|
0:39
|
白雲キャンプ指定地 | 発 |
5:44
|
0:59
|
ヒサゴ沼キャンプ指定地 | 発 |
5:32
|
0:52
|
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| 第一花苑 |
着
|
7:30
|
高根ヶ原分岐 | 着 |
6:43
|
ヒサゴ沼分岐南 | 着 |
6:24
|
|||||
|
発
|
7:30
|
0:54
|
発 |
6:50
|
1:40
|
発 |
6:31
|
0:30
|
|||||
| コマクサ平 |
着
|
8:24
|
忠別沼 | 着 |
8:30
|
天沼 | 着 |
7:01
|
|||||
|
発
|
8:24
|
1:33
|
発 |
8:31
|
0:42
|
発 |
7:01
|
1:34
|
|||||
| 赤岳 |
着
|
9:57
|
忠別岳 | 着 |
9:13
|
北沼分岐 | 着 |
8:35
|
|||||
|
発
|
10:10
|
0:24
|
発 |
9:39
|
0:50
|
発 |
8:45
|
0:37
|
|||||
| 小泉分岐 |
着
|
10:34
|
忠別岳避難小屋分岐 | 着 |
10:29
|
トムラウシ | 着 |
9:22
|
|||||
|
発
|
10:34
|
0:10
|
発 |
10:30
|
0:53
|
発 |
9:45
|
0:25
|
|||||
| 白雲分岐 |
着
|
10:44
|
五色岳 | 着 |
11:23
|
トムラウシ分岐 | 着 |
10:10
|
|||||
|
発
|
10:54
|
0:26
|
発 |
11:40
|
0:47
|
発 |
10:10
|
1:22
|
|||||
| 白雲岳 |
着
|
11:20
|
化雲岳分岐 | 着 |
12:27
|
前トム平 | 着 |
11:32
|
|||||
|
発
|
11:27
|
0:26
|
発 |
12:35
|
0:16
|
発 |
11:32
|
1:04
|
|||||
| 白雲分岐 |
着
|
11:53
|
ヒサゴ沼分岐北 | 着 |
12:51
|
コマドリ沢分岐 | 着 |
12:36
|
|||||
|
発
|
12:06
|
0:24
|
発 |
12:51
|
0:36
|
発 |
12:36
|
0:36
|
|||||
| 白雲キャンプ指定地 |
着
|
12:30
|
ヒサゴ沼キャンプ指定地 | 着 |
13:27
|
尾根上 | 着 |
13:12
|
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| 合計 |
所要
|
歩行
|
合計 |
所要
|
歩行
|
発 |
13:18
|
0:53
|
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|
5:39
|
4:56
|
7:43
|
6:43
|
カムイ天上分岐 | 着 |
14:11
|
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| 発 |
14:11
|
0:57
|
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| 温泉コース分岐 | 着 |
15:08
|
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| 発 |
15:12
|
0:21
|
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| トムラウシ短縮登山口 | 着 |
15:33
|
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| 合計 |
所要
|
歩行
|
|||||||||||
|
10:01
|
9:11
|
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1日目