地図


断面図(高低差・距離)

 

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 歩行日 
天候
日程
歩行距離
標高差
2008年9月6日
くもり時々晴れ
日帰り
4.9km
411m

出発点標高
最高点標高
終了点標高
累積標高差+
累積標高差−
2,615m
肩の小屋口
3,026m
剣ヶ峰山頂
2,702m
畳平
+447m
-360m

 今回は、7月に小3の息子が立山で高度障害を発生してしまったため、息子に高度順応が必要があると考え山行を計画しました。前回の息子の高度障害は2600m付近で発生しています。訓練というか、慣れさせるために気軽にこの高度まで登れる山を色々探しました。いくつかの候補の中から今回はENJOY隊未踏峰でもある乗鞍岳が候補に上がりました。ここなら、バスで2600mまで登れるし、頂上は立派な3,000m峰。高度的には申し分ありません。また、もしもの時の下山も徒歩・バスともに可能なのが安心です。

 という訳で、目標は乗鞍に決定。週末の天候はイマイチですが、来週にはリベンジ剱岳が予定されているため決行を決意。朝6時前にENJOY隊男班は自宅を出発しました。

250kmの道のりで鈴蘭高原(今では乗鞍高原と呼ぶらしい)に到着しました。

道中、今にも雨の降りそうな天気が続いていたのですが、青空が出てきました。ひょっとしたらと期待が膨らみます。とはいえ乗鞍本峰はまだ雲の中です。

乗鞍高原でシャトルバスに乗り換えエコーラインを登ります。

オヤジにとってここは、エコーラインという名もなく、舗装もされていなかった30年前にジジの運転で冷や汗を掻きながら通った思い出深い道です。

その後、何度か訪問しましたが、マイカー規制になってからは、初めてになります。

松本電鉄のエコバスは最新鋭。(さすが、お金持ち) 快調に高度を上げます。乗りごこちも最高です。
 

高度を上げるにつれ、低層雲の上に上がり、視界が広がりました。

オッ!乗鞍頂上が見えました。今日はバックミラーの影の雪渓の辺りから歩き始める予定です。

終点、畳平の一つ手前の「肩の小屋口」というバス停で下車します。

我々の他にもう2人のハイカーが降りました。

 

さて、いよいよ山のぼりのStartです。

もっとも簡単に登れる3000m峰と言われる乗鞍岳に挑戦です。

 

「ゆっくり登れよ」
「ここは、高度がもう2600mなんだから」
「立山の時のように頭痛くなってきたら、すぐ言えよ!」

てな、会話をしながら雪渓がすっかりなくなった岩でゴロゴロの道を登ります。

     
 

  

  

バスから降りて、10分も経たないのに道端には高山植物のオンパレードです。
季節がら、まったく期待していなかったのですが、なかなかのものです。
侮るなかれ乗鞍。

ミヤマアキノキリンソウ、モミジカラマツ、イワギキョウ
ヨシバシオガマ、チングルマ、ウサギギク

 

 

左に目を移すと、大雪渓が見えます。

 

もう秋です。当然のごとく、雪渓はすっかり規模が小さくなってしまっています。
それでも、15人ほどのスキーヤー(モグラー)が楽しそうに滑降を楽しんでいるのが見えます。
反面、コース整備は大変そうで、デラガケというより、スコップで土方作業しているように見えます。

などと、よそ見を楽しんでいたところ、、、
前を歩く息子より声がかかりました。

息子  「頭痛くなってきた...」
オヤジ 「大丈夫か? 立山の時と似てる症状?」
息子  「似てるというか、同じ...」

ひぇー。

オヤジ 「とにかく休もう。あと、水飲みなさい。今日は絶対飲むんだよ。」

予想通りというか、このために来たのだから仕方ありません。アクエリアスを飲ませ休憩します。

ゆっくり歩き、肩の小屋に着きました。

また休憩します。
ここでも、アクエリアスを沢山飲ませます。

まだ、元気で売店を吟味したり歩きまわっていますが、前回の経験もあり心配は心配です。悪化しそうな場合は、すぐ下山しなければと考えます。

ここからは畳平方面からの道と合流し、頂上を目指します。
     
 

 

小屋の傍にはイワツメクサ、トウヤクリンドウも咲いていました。
ここでは一級品の高山植物に簡単に出会えます。

息子の足取りがこころなし重そうです。

前回はこのような雰囲気が垣間見れたあと、何かとすぐに座って休むようになったのを思い出します。

「ゆっくり歩けよ」

座りだすようになったら、即下山と心に決め後ろを歩きます。

 

下界を見下ろします。

遥か下に乗鞍高原、手前にはエコーラインの車道が見えます。

もしダメそうな場合は、肩の小屋口までもどり、登山道と車道を使って位ヶ原山荘あたりまで下りてしまおうと考えます。

さらに10分ほど登ったところ、息子の動きが変わってきました。何となく動きが軽快になってきたのがわかりました。

「調子はどう?」
「頭痛いの治った」
「少しは楽になったの?」
「もうぜんぜん痛くない」

どうやら、水分の補給がよかったようです。
ホット胸を撫で下ろします。

     

 

安心しながら歩き続けると視界が開けました。
巨大な噴火口です。乗鞍ほどの立派な独立峰に相応なものです。
真ん中には、水が溜まり権現池が形成されています。
左のピークが最高峰剣ヶ峰です。

     
途中、頂上小屋という売店があります。
エコーラインを背に最後のひと登りです。
  そして、バンザイ。無事、乗鞍最高峰剣ヶ峰(3,026m)に着きました。

南面はガスで覆われていました。

天気のいい方向からの登山ができラッキーです。

  頂上には、神社がありました。
  とりあえず、息子の頭痛も治ったようだし、少しでも高度の高い所に滞在しようと、頂上で記念撮影をしたりランチを取り過ごしました。

時折、陽も差します。

さすがに北アルプスの展望は叶いませんでしたが、周辺が見えるだけでもラッキーです。

 

帰りがけに、蚕玉岳(こだまだけ2,980m)で記念撮影。

バックは先ほど登った剣ヶ峰です。

肩の小屋に向かって下山します。
特に難所もなく、スタスタと無事肩の小屋まで戻りました。
 

行きはどうなる事やらと思っていましたが、帰りは安心して休めました。本当によかったです。

実は当初予定では、高度順応のため肩の小屋で宿泊する予定だったのです。しかし、おバカなわたし。現金を財布に入れるのを忘れてしまいました。2人分の宿泊費と充分なビール代の持ち合わせがないため、泊まることはできません。やむを得ず下山となりました。

さて、帰りはバスの始発に乗ったほうがいいと考え、行きに降りた肩の小屋口でなく畳平を目指します。

車が通れる立派な道を歩きます。

     
 

最後に振り返ります。

左が剣ヶ峰、真ん中が蚕玉岳、右がガレていて立入禁止の朝日岳です。

平な道を30分も歩くと畳平が見えてきました。

そして、観光客でやや賑わう畳平に到着です。

マイカー規制になり、やや寂しい感じもしますが、これが本来の姿でしょう。

 

 

 

鈴蘭までまたシャトルバスに乗ります。ともあれ、無事3000m克服、良かったです。

     

乗鞍観光アソシエーション
高山市観光情報
 

地点
時間
所要
肩の小屋口
10:53
0:22
肩の小屋
11:15
11:23
0:49
剣ヶ峰山頂
12:12
12:34
0:30
肩の小屋
13:04
13:18
0:13
富士見岳分岐
13:31
13:31
0:16
畳平
13:47
合計
所要
歩行
2:54
2:10